ジャニオタ八十三番地

長く咲く花を見つめています

元気コン 東京公演感想

完全にネタバレです。

 

 

先週、元気コン札幌に行ってきて初日の感想を書きました。

忙しいあんたが大好きだけど(元気コン初日感想) - ジャニオタ八十三番地

 

 

見返してみると不満が多いんですが(笑)書いていたことは、自分としてはそんなに大袈裟でもないなという感じです。確かにそういう感想でした。今もそんなに変わってません。

札幌→東京ではセトリなどの変化も少なくなかったので、先週木〜日の4日間の東京公演を見ての改めての感想を名古屋公演前までにまた書こうかなと思い、今に至ります。

 

 

※札幌公演との変化がこの感想文の主な内容になってきますので、そういった内容を好まない場合本当おすすめしません。(札幌はこうだったけど、東京ではこうなってた的なこと)

 

 

 

 

これもめんどくさいオタクのひとりごとです。 

 

東京公演初日を見た後はとりあえずびっくりしました。びっくりしたし、びっくりした方も多かったはず。「あれっ!エゴサした!?」と誰かに問いかけたいくらい、セトリ・映像・演出と、色んな部分にメスが入っていました。

 

手術の経緯はもちろん我々には分かりません。が、初日を終えてみて、少なからずご本人たちやスタッフさん方にもどこか疑問を抱く部分があり、より良きものにするため、東京に向けて前向きな変更や改訂を行ったという事実はちょっと嬉しくもありました。冒頭にリンクした札幌の感想記事を読んでくださっていたら、そら嬉しかったろうなお前と思われると思います。嬉しかったです。

 

でもって、その手術は無事に成功していたんじゃないかと思っています。偉そうにそんな例えして恥ずかしいですが。

うーん、なんと言うか……すごく親切になっていたんじゃないかと思うんです。よりお客さんにやさしい仕様になっていました。初日セトリよりも、もっと分かりやすく真っ直ぐになったようなイメージかな。

分かりやすく盛り上げてくれて、伝わりやすく話してくれて、感動しやすく歌ってくれて。披露している曲は同じなのに不思議です。むしろ二曲減ったのに不思議。

同時に、「初日には『これ』がなかったから私ここで気持ちが乗りきらなかったんだなぁ」とか、曲以外の要素がLIVEで担うものの大切さもひしひしと感じられました。

 

そう言えば今回のお衣装に、どれくらいかは分かりませんがヤスが関わっているみたいです。(会見のニュースで読みました。)どうりでガチャガチャしてるわけだ〜

以前書きましたが今回の衣装一部を除いて自分好みじゃなくて、でもTLを見てると「さすがヤス!」的な感想を見かけたりもして、それにはちゃっかりほくほくしちゃうという訳の分からない感じになりました。担当が褒められるのってほんとハッピー…我がが仕事で成果を出して表彰された時くらい、むしろそれよりもっと嬉しくて己が担当の担当であることへの誇りが増してゆきます……(?)

私は衣装はキャンジャニと夏の恋人が好きです!ヤスがかんでなさそうなところですw

でも安田プロデュース衣装またやってくれたらうれしいな…できればちょっとと言わず、0から10までがっつりやってくれたらな…パンツを作った男!!

 

 

すいません感想の話に戻します。全てではないですが、札幌からの変更点を書き出しながらにします!

 

 

◆「がむしゃら」間奏の自己紹介詰めがなくなった

…なくしてよかったと思います(笑)

初日では、感想部分の数十秒間に7人分の短い挨拶とヒナの「男声出てるかー!」などの煽りをつめちゃっていて、とても慌ただしい印象だったんですが。

東京からは潔くそれがなくなって間奏部分もカットされました。その代わりに、「もんじゃい」と「ふりむくわけにはいかないぜ」の間にヒナの挨拶が入りました。それについてはこの下に。

 

 

◆煽りの大切さを実感

上に書いた、「もんじゃい」と「ふりむくわけにはいかないぜ」の間に増えたヒナちゃんの挨拶。

これが増えたことって、LIVE全体にかなり大きく作用したんじゃないかと思いました。潤滑油とでも言いますか…しっかりエンジンがかかった感。少なくとも私個人には、公演を頭からおしりまで楽しむにあたってこの場面は大変強い影響がありました。 

子供→お父さんお母さん→男→女→全員と、それぞれで会場の盛り上がりを聞いて、しっかりと煽ってもらって個人差はあれど声も出して、「あー!始まったんだなー!!」と改めて実感がやってきて…わくわくが注ぎ足されます。

すっかり鉄板の「バカになろうぜ」も、一時期聞けていなかったこともあって、やっぱり聞けると嬉しくなっちゃうものです。

 

余談ですが男性ファン本当に増えましたね。東京だからなおさら多かったのかな〜!「ついに男子トイレに列」というツイートも回って来ました!いや〜こうなってくると『男eighter限定LIVE』とかやりかねなくて怖い。

 

 

 

◆「ふりむくわけにはいかないぜ」への執念回収と「ライオン」カットと「LIFE」の繰り上げ

見出しが長いので先にまとめると、

・挨拶が入ったことで「ふりむく〜」の入りが落ち着いた

・「ふりむく〜」の後の「ライオン」がなくなった

・「LIFE」が「勝手に仕上がれ」の後から「ふりむくわけにはいかないぜ」の後に繰り上がった

 

↓順番に並べると

 

☆もんじゃい→ふりむく→ライオン→言ったじゃないか

↓から

★もんじゃい→挨拶→ふりむく→LIFE→言ったじゃないか

 

になりました。

執念と言うのは、私個人の話です。「ふりむくわけにはいかないぜ」が大好きなので、そいつの挿し込みどころが勿体ない勿体ないとずっと言っていました。もっと輝ける曲だと文句ばっかり言っていました(笑)

が、上述したヒナの挨拶と煽りを挟んでくれたことによって、ある程度その想いは回収されました。「ふりむくわけにはいかないぜ」党としては、やっぱりもっともっともったいぶってほしかった遺憾もありますが、でもありがとう…

 

①「もんじゃい」曲終わり→しばしの間→イントロのギター

②「バカになろうぜー!」→『イェー!!』→イントロのギター

 

①と②じゃ印象が全然違ったんです。挨拶がある分メンステやメンバーにちゃんと集中しているので、その中で聞くギターのイントロが何だかもっとロマンチックに感じられました。ヤスが弾いてるからより贔屓目です。

エイトらしい元気曲のターンからバンドシーンへ移行するにあたって、挨拶という慣れ親しんだ繋ぎが入ることで、地に足がついた状態で場面が移ったように思えたのでした。

生で聴いてもやっぱり素敵な曲で公演ごとに大好きになっていきます…歌詞の中の言葉のチョイスが何とも言えないんですよね…「ざわついた心 今夜でケリをつける」とかカッコよすぎてどうしようと思ってペンラ握りしめてます。

 

でもって「ライオン」がなくなりました。移動ではなくまさかのカット。

「ライオン」は冒頭のギターが安田担的にはおいしいですし(毎度ピンスポ当ててもらえるしね\(^o^)/)、良い意味でジャニーズらしくない曲(FIGHT出て一番最初に聴いたときは「ダンデライオン」の派生系かと思いましたよ…ドリフェスでもやっていたしアプローチ力のある曲ですよね!)の一つなので、なくなったこと自体は残念ですけど、今回のセトリや流れを思うとカットでよかったと個人的には思います。

恋しくなった頃にまた聴かせてほしい。

 

書いてて気付きましたが、「ふりむく〜」も「ライオン」も入りがヤスのギターなんですよね。それが続いたっていうのも、同じような演出が並んだように感じた要因の一つだったのかもしれません。

 

繰り上がってきた「LIFE」も、今ツアーにおいてはバンドサンドイッチの後半から前半に引っ越してきて良かったです。

「LIFE」がバンド曲の中の「ズッコケ」ポジションだとしたら、これからも毎年、入れどころ=効果的な曲順に苦しむことにもなりそうですが、近年すっかり「LIFE」慣れしたオタからすると、前半で消化する安定感はほっとするものがありました。ニズムでLIFE〆やりましたし。

 

 

◆殆どの映像に文字が入った

これは、キャンジャニ登場前の映像に色分けで会話の文字起こしが入ったり、キャンジャニ登場後の好きな人紹介VTRで飾り文字が入ったり…です。

それから、アンコールの「元気が出るSONG」でのメンバーの手書き歌詞。モニターに映すために一生懸命きれいに書かれた感が好きです。(ヤスはかしこまって文字を綺麗に書こうとすると漢字だけやけに縦長になり整った男らしい字になる癖があると思いますのでそういうのにキュンとする楽しみも増えました。)

 

もっと言うと、東京の初日は歌詞が出ている画面のバックに客席が映してあったんですが、二日目からはそれがなくなったんですよね。

メンバーカラーの文字色によっては背景に人物が映っていると読みにくくなってしまっていたので、そういった細かい微調整をしてくれたスタッフさんにも感謝です。「WASABI」前の映像も書体が変わってたりとか、何でロシアンルーレットするか表記されてたりとか。

 

余談ですが、私のフォロワーさんに、耳の不自由なご友人様がいらっしゃる方がいて(私自身はフォロワーさんとしか面識がないのですが)、そういった面でも会話文の文字テロップとかはあると良いものだなと後々思いました。

 

 

 

◆「オモイダマ」はなくなったけど「侍唄」が息を吹き返した

一気に終盤の話ですが、東京からは最後の曲だった「オモイダマ」がカットになりました。

これも「ライオン」と同じで、なくなったことは残念だけど結果としてはカットで良かったんじゃないのかなと思いました。「オモイダマ」すごく名曲なんですけどね……なんで売れなかったんだろうという話はやめます…

 

そして「ナントカナルサ」と「High Sprits〜勝手に仕上がれ」の間に突如挟まっていた「侍唄」が、最後の曲に昇格しました。ちなみに「侍唄」の前にはすばるの挨拶(※後述)があります。

上で「昇格」と書いたのは、本当に昇格したなと感じたからです。良い曲だし元々好きですが、順番が変わるだけでこんなにも歌詞やメロディーがぐっとくるなんてなぁ…と眉毛が下がります。「オモイダマ」の、ラスト曲の座に座れる貫禄には納得してましたが、「侍唄」にも十分その力があるということを、順番変更で実感しました。 引っ越し前の差し込み場所じゃ侍殺しだったよ…!

 

カットになった二曲についてですが、それぞれ、「オモイダマ」は2014年の印象、「ライオン」は2011年の印象が強すぎるのかなぁ。

秋にアルバム発売→それを引っさげた冬ツアーがここ数年のルーティーンですが、考えてみれば過去アルバムのアルバム曲を発売年でないツアーで何曲もやるのって、不思議なのかもしれない。その年に発売したアルバムのアルバム曲から、その年のツアーセトリに漏れるものだってあると言うのに。

思えばJUKE BOXの初日にも、「ライオン」とか「Waterdrop」とか「Dye D?」やったから「えっ、ファイトコン??」ってなった気がします。

 

そういった意味合いでは、本編ラストに座った「侍唄」はとても2015年感があると思います。まあ今年のリリースなんだし当たり前なんですが。きっと、来年再来年、近い年のLIVEではラストになれない(なったとしても今年ほどのムードが感じられそうにない)から、「ああこの曲は今のエイトが歌っているんだな。現時点での彼らこうなんだな」と、すばるの挨拶をふまえて聴いていると沁みてきます。

挨拶のことについては下に。

 

 

 

◆すばるくんありがとう

札幌で最後の挨拶を聞いた時は、ぶっきらぼうとまではいかないけど誤解を招いてしまうような荒削りの挨拶でしたけど、それを東京では日に日に食べやすく噛み砕いてくれていて嬉しかったです。分かりやすい方が、ちゃんと伝わるから嬉しいんですよね。

 

 

今年のLIVEはこんな感じ。これが今の自分たちのすべて。できることのすべてで、できないことはできないからやってない。でもこれからできないことをなくしていけば、もっとかっこいいグループになれる。確かに恵まれてはいるけど、自分たちはいつだって満足していなくて、上には上がいる。もっともっと良いグループになるために、これからも上だけ向いてがんばっていく。だからついてきてください。

 

 

内容はこんな感じでしたよ。聞きたかった言葉がいっぱいあったなーと思います。木→金→土→日と、どんどん素敵な挨拶の時間になっていったように思います。

 

挨拶の途中、すばるが「俺らはやっぱりずっとコンプレックス持ってやってる」と話していたんですけど…

エイトとエイトオタにとって、コンプレックスからくる反骨精神およびそれに付随する這い上がってきた感みたいなもの、切っても切れないものの一つなんじゃないかと思っています。いやもちろん私のイメージでしかないんですけど。

 

ジャニーズなのにデビュー会見がレコード会社の屋上という、生涯語られるであろうエイト苦労エピソード話不動の王様。雨漏りするスタジオと消費期限切れた飲み物がセット。松竹座で人入ってないのにスタッフさんが満員御礼札貼ってくれてたとか。オタだってレイニーがオリコン1位取れなくて「あゆだから仕方ないよ」と慰めあったりしました。

実際売れてなかったし、YJ発足した時もオマケ扱い(当時の感じ方です)されてて、関ジャニ好きって言うと大体「えー」と小馬鹿にされることが多くて、安田くんが好きと言ったあかつきには「誰?」と言われるのが私にはお決まりのリアクションでした。

 

エイト担は宗教っぽいとかヤンキー系が多いとか言われることがあります。……そうだなって思います(笑)

中卒で高校中退で大学とか誰一人出てなくて、家庭環境が色々あったりなかったりで、そういう決して優等生ではないところや背負っている背景も含めて好きで、今の活躍に至っているところにも良さを感じていて、そういうのひっくるめて魅力になっているところにぐっときたりもしていて…???

どのグループだってグループごとのたくさんの苦労を味わっているから、エイトだけが特別苦労してきたわけじゃないでしょうけど、苦労話には弱いんですよねぇ……五万五千人をドームに集めながら、本人たちの言葉で「コンプレックス持ってやってる」と聞かされるとなんとも言えない気持ちになりました。

それでもって聴く「侍唄」が良くってなぁ〜〜どの時代も越えていけるよ〜〜〜

 

すばるが涙したらしい(ヤスを双眼鏡ストーカーしていた私は残念ながら見られなかった)20日公演に至っては、ぼんやりとした言葉でも表せないほど私は感慨深い気持ちになっておりました。何でだったのか…酔ってたのかもしれない……楽しかったし、かっこよかったし、本人たちもとても楽しそうでした。

 

私はダンスが好きなタイプなので、しつこいとは言えやっぱり今回のツアーに対しての全然踊らないなぁ感を拭うことは出来ないけれど、来年はもっと踊ってほしいと今からお祈りはじめるけど、今年はその分、公演がどんどん良くなっていっていることに対してのわくわくを見出していこうかなと思っています。MCが楽しくなるのもこれからな気がしますし。

あとはやっぱり、札幌行ってよかったとも改めて思います。むしろ行かなきゃよかったと思った公演とか私のジャニオタ史においてなかったや…単純…

 

そういえば、アンコ終わりで最終的にはける時(ステージのセット閉まる時)のすばるの「あーっ!」みたいなやつがかわいすぎてどうしようもないですよね。なんだあれかわいい!

オタも「あーっ!」(すばるがかわいいことに対する悲鳴)ってなってて何とも言えない時間…

あのすばるがかわいすぎて、お陰で終わった瞬間はいつも素敵な気分です。残りの公演も全部やってほしい!!!

 

 

良いまとめ文句が思い浮かばないのでここで唐突に終わりますが、公演を振り返っていたら、ヤスのここが最高だから見てくれ!!!的なものが書きたくて仕方がなくなってきたので、それはまた別の記事にしようかと思います。  

 

まだ書いてないけど記事のタイトルだけはもう決めました!『フードをはらうという振り』です!

 

 

おわります。